脳をさらに直接的に鍛える方法があります。
脳の血流トレーニングです。
それはHEGと呼ばれます。
HEG (Hemoencephalography)
は血流を増やすことで、その部位の活動を活性化させ神経回路を鍛え発達を促します。
HEGには2種類あります。
nIR HEGとpIR HEGです。
nIR HEGはHershel Toomin博士により開発されました。
より多くの酸素を含む血液はより赤いという理論に基づき作られました。
この装置は赤と赤外線の光を頭蓋を通しその下の皮質に送ります。
皮質から反射してくる赤と赤外線の量を測ることでその部位の血液中にどのくらい酸素が含まれるかが示めされます。
この装置は頭蓋のどこにでも付けることができますが、頭髪を(特に色の濃い)を避けねばならないので普通は額の部分前頭前野で使われます。
nIRHEGはタイで自閉症の子供に多く使われています。
これはタイの王族に自閉の子供が多いからだそうです。
pIR HEGはJeff Carmen博士により開発されました。
この装置は脳からの赤外線を受光することで、その温度差に反応します。
血流が増えると温度が上がります。
もともとこの装置は偏頭痛対策に使われていました。
しかし最近前頭前野の機能向上をとおし、発達障害児への使用が増えています。
よい結果が出ており、最近はこれが主流になりつつあります。
本来前頭は目の動き等のアーチファクト(脳波以外の電気)に邪魔されニューロフィードバック・トレーニングの難しい場所です。
そこでこれらのHEGの出番となります。
ニューロフィードバックでは大きな変化見られなかった方にHEGの方が合っていることもあります。
これにより初めて大きな変化を体験して方もいます。
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