2021/10/19
ブロードマンの脳地図とは、コルビニアン・ブロードマンによる大脳新皮質の解剖学・細胞構築学的に区分した脳地図のことです。
大脳皮質組織の神経細胞を染色して可視化し、組織構造が均一である部分をひとまとまりと区分して1から52までの番号をふっています。
細胞の構造がことなればそこで行われている神経細胞の情報処理特性も異なると考えられており、このことから脳機能局在論では領野を示すのにこの区分がよく用いられています。
ニューロフィードバックのQEEGブレインマップもLoretaというソフトを使うことで3D化しブロードマンの脳地図を使っています。
ただし脳地図で区分けされた部分全ての機能が判明している訳でなく、不明な部分が多いことを忘れてはなりません。
右脳左脳の違いすら反対になっている人が人口の一割以上いると考える人もいます。優位半球の逆転です。左利きの人に多いとされます。
そういう人は言語野が右側に見られます。
私の場合、経験則からニューロフィードバックのトレーニングで片側で効果が出ない時は反対側、ミラーサイトを試します。
脳はまだまだ不明なことばかりです。
脳は何とかとかいう話は信憑性の低いものが多いようです。
しかしどうしてそうなるのかは分からなくともニューロフィードバックのトレーニングは結果重視で徹底的に臨床的です。
良くなればそれでいい。
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