2021/09/18
不眠症と聞くと夜寝付けないことと思ってしまいます。
しかし不眠症には、中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害などが含まれます。
その問題が1ヶ月以上続き、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現すると不眠症と診断されます。
人生の三分の一を占める睡眠。
健康に最も大切な睡眠。
ぐっすり寝ることができるとそれだけで幸せです。
不眠の原因はストレス・こころやからだの病気・クスリの副作用などさまざまで、原因に応じた対処が必要です。
不眠が続くと不眠恐怖が生じ、緊張や睡眠状態へのこだわりのために、なおさら不眠が悪化するという悪循環に陥ります。
不眠症のタイプ
不眠症は4つのタイプに分けられます。寝つきの悪い「入眠障害」
眠りが浅く途中で何度も目が覚める「中途覚醒」
早朝に目が覚めてしまう「早朝覚醒」
ぐっすり眠れたという満足感(休養感)が得られない「熟眠障害」です。
不眠症は国民病、調査によれば、5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」と答えます。さらに60歳以上の方では約3人に一人が睡眠問題で悩んでいます。そのため通院している方の20人に1人が不眠のため睡眠薬を服用しています。
不眠への対処法はいろいろありますが、同じ時刻に起床・就床する習慣を身につけることが大事です。
また太陽の光を浴びることも良い影響を与えます。太陽光など強い光には体内時計を調整する働きがあります。
また適度の運動をすることも大切です。ほどよい肉体的疲労は心地よい眠りを生み出してくれます。運動は午前よりも午後に軽く汗ばむ程度の運動をするのがよいようです。
また眠れないのに我慢して無理に寝床にいると不眠が悪化することが分かっています。一度リセットをするつもりで起きて何かをやりましょう。
最近、ドラッグストアで購入できる市販の睡眠薬が売られています。これはアレルギー薬の副作用(眠気)を利用したもので、あくまでも短期間の使用に限られています。不眠症に対する治療効果は確かめられていませんので、不眠症の方はこれら市販の睡眠薬を長期的に服用しないようにしてください。
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