2021/07/23
依存症から立ち直る努力は大変なものでなかなか一人ではできそうもありません。人の努力の限界を超えているようにも思えます。
AAを知っていますか?
これはアルコール依存症を含めた依存症の人が集まり助け合い回復しようとする団体です。AAはAlcoholics Anonymousの略です。
アルコホーリクス・アノニマスは、1935年にアメリカ合衆国で始まり、世界に広がった飲酒問題を解決したいと願う相互援助(自助グループ)の集まりで、直訳すると「匿名のアルコール依存症者たち」の意味です。
AAではアルコール依存の回復のために、「ミーティング」を活用する。 ミーティング会場は世界各国にあり日本各地でもさまざまな場所で毎日行われています。
AAのメンバーになるために必要なことは、飲酒をやめたいという願望だけである。 AAは会員制ではなく、入会手続きや会費もない。また姓名を名乗ることも連絡先を教えることも一切明かさないこともその人の自由である。
日本においては自分のニックネームをミーティングで使う傾向がほとんどです。 AAは組織化されることはないので名簿などはなく、追跡調査も行なわれないため、正確なメンバー数を知ることはできませんが世界160弱の国と地域で220万人、日本では5,000~2,500人のメンバーがいると推定されます。
AAのプログラムは「12のステップ」 を使うことを基本としている。 またAAではスポンサーシップを活用し、経験と力と希望を共に支えあう関係を築いていくことも大きな特徴です。
継続は力なり、正にそれを具現化しているようです。
今日一日辛抱できた。呑まないで過ごせた。その一日の積み重ねです。
頭が下がるような努力の継続です。
活動の中心はミーティングです。ミーティングでは、今日一日飲まない生き方を実践している人たちに出会い、さまざまな思いを分かち合うことができます。
自分が「過去いつもどんなふうだったか、そして何が起こり、いまどうなっているのか」について話をします。それに対してコメントされることはなく、話の内容が外部に漏れることがないよう配慮されています。
このような努力を続けると特に初期においてはストレスレベルが急上昇します。吞まないことは勿論良いことですが、それが他の不具合をもたらし易い状況を創ります。
そこでこのストレスレベルを下げる方法としてニューロフィードバックのディープステート・トレーニングがあります。これは単に依存症に効果があるだけでなく、渇望そのもののレベルを下げ、ストレスレベルを下げます。
これは一回のトレーニングでも確認できます。前後の唾液アミラーゼを測定することでストレスレベルが確実に下がることが確認できるのです。
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