2021/06/30
子ザルを母親から隔離し育てると十分な栄養を与えてもボディ・ロッキングという常同運動を始めます。これは身体を丸くし、小さくなり、前後に身体を揺すります。ロッキングチェアに座っているような動きです。そこからロッキングと呼ばれています。
愛情が足りないと起こる常同運動です。そこで愛情を補うために母親に似せた作り物を入れ、タオルで巻き、温かみを与えてみましたが効果はありません。
やはり相互の愛情あるやり取りが正常な発達に必要なようです。
この常同運動は発達障害児にも見られます。これもやはり愛情不足なのでしょうか? それとも人の場合愛情以外にも必要な刺激がありそうです。
しかしロッキングを続ける小さな子供を見ると悲しい気持ちになります。
自らの身体を動かすことで刺激を生み出しているのです。
子ザルも人の子も同じ動作をしだします。
サルにも発達障害がありそうです。
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