2021/06/08
古代インドの大叙事詩である 「マハーバーラタ」に 「この世で一番不思議なことは、 私達の周りで、 人々は死んでいくのに それが私達自身にも起こりうるという事に 気が付かないことだ。」とあります。
以前に癌の診断を受けた人が余命を宣告されたことを描いた小説を読んだことがあります。
その時からその人の心の大部分を死が占めてしまい何も考えられない、何もできない日々を送ります。その死への恐怖の描写があまりにリアルで強烈でショックを受けました。
人は誰でも死期を迎えます。遅いか早いかだけの違いです。それをそれ程大騒ぎすることでしょうか?
勿論他人事だからそんなことを言っています。自分が同じ目に逢ったらきっとこの小説の主人公と同じ様な反応をしそうです。
しかし小説の利点はここにあります。他人事で客観的に見られる点です。そうしてそれが自分事になった時に備えられたら良いのですが・・・
>> 詳しいプロフィール
© 2009 Neurofeedback Japan