2021/05/10
気付くと人はステレオタイプに陥ってしまいます。
他人事では無く私自身も気付かぬ間に陥ります。
日本人はどうだとか男はこうだとか、アメリカ人は頑張り屋だとか。
ところが現実には個人差が大きく、大概の場合ステレオタイプをはるかにしのぎます。脳にも個々人大きく異なり、10人10脳です。
だからニューロフィードバックトレーニングの反応にも個人差があります。
一度のトレーニングで大きく変化する人もいれば、30回以上トレーニングして初めて変化を感じる人もいます。
一度のトレーニングで一番大きな変化を示した人の一人は癲癇発作のクライアントでした。彼は毎日7~8回の発作があり生活にも支障をきたしていました。
それがただの一度のトレーニングでその数が1~2回に変化しました。その驚きは見せたいようです。
そうかと思えば20回以上のトレーニングをしても毎回毎回何の変化もありませんと報告する高校三年生の男子がいました。
来る度にそう言われると調整のしようもなく困りました。あまり上手くいかないトレーニングだと諦め始めていました。
20回が終わり脳波の再測定となり普段一人で来ていた彼の母親が久しぶりにやって来て感謝します。何に対して感謝しているかと思ったら悠介君が優しくなり親とも話をするようになった。成績も上がり始めているそうです。
本人が18歳なので報告もチェックリストも自分で点けていて変化なしとのことでしたが、周りの評価が随分と異なっていました。
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