2021/04/22
ディープステート・トレーニングもニューロフィードバックのトレーニングで他のトレーニングと同じ原理です。そして同じようにリワードがあります。
しかしこのトレーニングは閉眼でやります。だから動画はリワードになり得ません。
この場合のリワードは全て音です。
部屋を暗くし、居心地の良いリクライニングチェアに座りヘッドフォンを使います。
アルファ波が増えるとこの音、シータ波が増えるとこの音と決められています。その音を聴きます。この場合リワード設定がありません。ただ音を楽しむだけです。
脳波を音に変え聴き入ります。音に変える脳波はアルファ波とシータ波です。これに聴き入ると脳波パターンが変化していきます。
このトレーニングは面白く、上げたり下げたり意図しません。脳波を音に変え、フィードバックし、その変化を自由に変化させます。
するとあまり問題が無い人は眼を閉じゆったりするとアルファ波が上昇し始めます。この時のアルファ波の上昇の早さと量でその人の緊張の程度が分かります。リラックスが苦手な人はなかなかアルファ波は上昇しません。
元々のアルファ波の量も少ないことが見て取れます。
しかしディープステート・トレーニングを繰り返し行うことでアルファ波の基本量も上昇します。
被験者が場に慣れ落ち着き始めるとさらにアルファ波の上昇を見ます。そのまましばらく高い振幅のアルファ波が続き、さらにリラックスすると今度はアルファ波が急に減少します。
生きよい良くすっと下がって行きます。そしてその振幅のレベルがシータ波と同じ位になります。
シータ波はこの時はまだ小さな波で見分け難いのですが、良く見ると徐々に上昇しているのが見受けられます。
アルファ波が下がると被験者は周りに向かっていた意識が内向し始めます。つまり自分がいる場所やトレーニングを受けていることを忘れ、心の中の心象や思いに意識が向き始めます
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