2021/04/18
リワード設定の説明です。
ここまで数値が到達したらリワードが発生するというラインを閾値と呼びます。
例えば普段のアルファ波の値が10マイクロボルトの人に11マイクロボルトに閾値を設定すると脳波は波で上がったり下がったりしますので、数値が11に上がった時にリワードが発生します。するとそれが強化子となり、アルファ波の振幅が11マイクロボルトに近づいていきます。
そしてアルファ波の振幅が11マイクロボルトになるともうその閾値は常に達成できる物になりトレーニングの意味がなくなります。
トレーニングをより効果的にするためには閾値を挙げる必要があります。
11マイクロボルトを12に変えてトレーニングを再開します。
このようにリワードの閾値設定は現在の脳波の状況に合わせ、変化させることが効率的です。
それを自動的に計算し、トレーニング時間の何パーセントにリワードが発生するように設定してトレーニングをしています。
この方法を使うと常に閾値が最適な数字に設定されます。ターゲットである脳波の振幅が低い時は低い閾値になり、高い時は高くなり、同じ回数のリワードが発生が起こるようになります。
この方法は大変優れた効率的な方法に見えます。ところがこれに反対する意見もあるのです。
というのはわざと怠けて低い所から始めると閾値が下がり、簡単にリワードが発生できるいうのです。
ベータ波を増幅させるトレーニングなどで怠けて最初の閾値の数字をわざと低く設定することが可能です。そうすると簡単にリワードが発生が起こります。
わざとでなくても怠けるとそのようなことが起こります。そこが閾値の自動設定の限界です。
ではどうすればいいのでしょうか?
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