2021/02/23
ABA早期集中療育を知っていますか?
これは近年アメリカで開発され、自閉症の症状の改善に画期的な効果を上げている療育方法です。中には自閉症の痕跡をほとんど留めないまでに回復する子どもいます。
この方法を開発したのは米UCLAのロバース博士らの研究チームです。
但しこの方法は週40時間の1対1の療育を2年以上にわたって行うというインテンシブなものです。大変な労力です。時間とお金が必要です。
そしてABA早期集中療育は、通常、2,3才の自閉症児を対象とします。2,3才でのスタートの方が、療育の効果が高いことがわかっています。
ABAは日本名では「行動療法」といいます。伸ばしたい行動にはほめたり、ほうびを与えて伸ばし、抑えたい行動に対しては、ほうびを一切与えないことや、軽い不快を与えることによって抑える、ということを基本とする方法です。
動物に芸を教える方法と全く同じです。短絡的に思えますが、効果的なのです。
子供と一緒に長い時間を過ごし、伸ばしたい行動をするのを待ちます。そして間を開けずすかさずリワードを与えます。
これはまるで脳波を使う脳トレーニングと同じ原理です。良い脳波の状態になるのを待ち、その状態になったらすかさずリワードを与えます。そしてその状態を促進させます。
脳波トレーニング、ニューロフィードバックなら状態の把握、リアルタイムのリワードがパソコンを使い自動的に短い時間に何度も行うことができます。
毎分何度もリワードを得ることができるので数分でも効果が期待できます。
しかもABAと異なり2歳から90歳以上何歳でも効果があることが臨床経験で分かっています。
ニューロフィードバックは8割以上の人に症状の緩和、生活の質の向上をもたらしています。そのせいで、1960年代から半世紀以上多くの人にアメリカを中心に世界中で使われています。
効果があるからいつまでも続き、世界に広まっていきます。
>> 詳しいプロフィール
© 2009 Neurofeedback Japan