2021/02/21
日本の年間死亡者数114万人のうち約34万人が「がん」で亡くなっています。
あるデータによると、がん検診などの検査を定期的に受けても寿命は延びず縮まる
という結果が出ているのです。
約20年前にチェコスロバキアで行われた、肺がん検診の実効性を調べるの調査が行われました。その結果、検診を受けていたグループのほうが多く肺がんになり、より多くそれで死亡していたのです。
それだけではありません。この調査では、あらゆる死亡原因に関するデータが集められていましたが、肺がん以外の病気で死亡した人も、検診を受けてきたグループのほうが明らかに増えていました。
つまり、\"肺がん検診を受けると寿命が短くなる\"という結果になったのです。
この調査結果は当初、何かの間違いとされ、専門家の批判にさらされたが各国でも同様の大規模調査が行われ、まったく同じような結果が出たことで、大勢は決した。つまり、「肺がん検診を受けると寿命が短くなる」ことが、実証されたのです。
がん検診を受けるとがんになる?
そんなばかなと思えるのですが、こんなデータもあるのです。経済協力開発機構によると、1年間に病院に通う数字を各国で調べたところ、日本は13.4回でトップ。福祉先進国と言われるスウェーデンはわずか2.8回でした。
これはスウェーデンは、治療よりも生活習慣などの予防医学に力を入れている結果です。それと反対に日本は何でもかんでも病院に行き、検査を受けたがる人が多いようです。正常と言えないまでも、放っておいてかまわない異常も多いのですが、検査で見つかり病名をつけられると、そのストレスから体調を崩してしまうのです。
人間ドックの被曝線量は通常のがん検診の4~5倍。胸部レントゲン検査と比べると、800倍前後にもなります。その被曝量の多さが二次がんを誘発させます。
さらに恐ろしいことに腫瘍が見つかった場合、それが悪性か良性かの判断に主観に頼る部分が多く、必ずしも科学的とは言えないというのです。ですから、それが本当に必要な治療だったのかどうか、わからない部分があるそうです。
もしそれが事実なら「悪性腫瘍がありました」という死刑宣告が間違いである可能性が否定できないのです。これでは医療に対する信頼の土台の足元が崩れていきます。
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