2021/02/12
前回お話したバイオフィードバックは道具(機械)を使い生体情報を音や光にしてフィードバックします。その代表的な機材の一つがGSRと呼ばれるものです。
GSRと(Galvanic Skin Resistance)皮膚電気抵抗を応用したバイオフィードバック機器です。
これは皮膚の電気抵抗を測定します。それだけ電気を通すか通電するかです。通電の度合は皮膚の水分量により決まります。
興奮し汗をかくと通電が良くなる訳です。
人は緊張したり、イライラしたり、興奮したり、落ち着かないと交感神経の働きで、毛穴が開き汗をかきます。汗は水分ですから、電気の通りがよくなるので、汗により皮膚の電気抵抗が変化します。その変化を電子的に捉えて、音で知らせるのがGSR2バイオフィードバックです。
つまりプレッシャーがかかり、気持ちが落ち着かないと高い音で知らせます。
気持ちが落ち着きリラックス感が増えると低い音に変わり音がしなくなります。
自律神経で言えば、交感神経が優位になると音が高くなり、副交感神経が優位になると音が低くなり、消えていきます。
心の反応に敏感に反応するGSRバイオフィードバック機はメンタルトレーニングに適していてオリンピック選手やプロのアスリートがトレーニングの一環に使って、パフォーマンスレベルを上げています。
私は二つこれを所有して一時頑張ってトレーニングしましたが、あまり上手くいかなかった記憶があります。
センサー部分に指を乗せるのですが、その際の指とセンサー間の圧の問題があったように覚えています。電気抵抗によって変化する音の高低が圧によっても変化するので、それを一定に保つ必要があります。
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