2021/02/11
バイオフィードバックって知っていますか? 聞いたことがありますか?
バイオとは生物学(バイオロジー)からきているので生体に関係がありそうです。フィードは餌をやることなどを意味します。バックは戻すとかです。
つまり生体に何か(餌)を戻すことを意味します。日本語で無理やり言うと生体情報還元になるでしょうか?
バイオフィードバック(Biofeedback)とは、人間の、不随意筋の働きによる心拍のようなコントロールできないものを機械の力を借りて、知覚できる形にしてフィードバックすることでコントロール方法を学ぶ技術です。生体自己制御とも言われます。私にはまるで鏡のように思えます。
バイオフィードバックで使う生体情報は脳波、筋電図、心電図、皮膚発汗、体温などの情報です。これらを画像や音など視聴覚等で感知できる形態への変換し、当人に対してフィードバックします。その情報をもとにリラックス状態など体の状態を希望する方向へ導くトレーニングを行うことを可能にします。
アメリカでは、バイオフィードバックの訓練機器はFDAに認可され一般に販売されています。日本でもそれらの機材をアマゾン等で購入できます。また安価に入手を希望する方はイーベイ (e-bay)で中古を購入することも出来ます。
ただバイオフィードバックはトレーニングなので繰り返し行う必要があります。そして効果を感じるには少し時間がかかるので、継続する意志の力も必要です。
実は私の専門分野のニューロフィードバックはバイオフィードバックの一つで脳波バイオフィードバックとも呼ばれます。
これまでは脳が全てをコントロールするので脳を鍛えれば他は不要だと思っていましたが、個々のバイオフィードバックも専門性が高く、体からのアプローチなので、その可能性は高そうです。私ももう少し勉強したくなりました。
バイオフィードバックを一緒に試したり、勉強しません?
バイオフィードバックの適応としては以下のものがあげられます。
疼痛管理、ストレス管理、不整脈、頭痛、てんかん、自律神経失調、便失禁、気管支喘息,高血圧などの治療。
そしてまたスポーツや武道などの成績の向上に活用されています。
特に近年のセンシング技術等の進歩によるセンサーや機器の小型化や高性能化により、活用が広まっているようです。
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