2021/01/29
世の中の常識を疑う理由
これまで信じられていた 驚くべき 間違い
以前にも紹介した冷蔵庫ママと同じくらい可笑しい骨相学
骨相学( Phrenologie)とは、脳の機能の差が頭蓋の大きさ・形状に現れるという学説です。19世紀には広く信じられ、常識の一つでした。
頭が大きい人が賢いなんて誰が信じたのでしょう? 驚くべき事実です。
しかし当時はそれが常識、反対意見など非常識と見なされました。
骨相学はドイツ人医師フランツ・ヨーゼフ・ガル(1758-1828)が提唱しました。最初はこれを器官学と呼んでいたそうです。
ガルの「器官学」によれば、脳は精神活動に対応した27 個の「器官」の集まりで、その働きの個人差が頭蓋の大きさや形状に現れるというのです。
つまり頭蓋骨を外から視診・触診すればその人の性格や素質を知ることができるというのです。
1832年、パリに骨相学会がまで設立されました。そして頭蓋骨の収集と脳の計量が流行し、巷に骨相図が氾濫したのです。
このような今では考えられようなことを真剣に研究し人生を捧げた人が多くいたのです。
つまり今の常識も時間が経てば、考えられないほど滑稽な間違いである可能性があります。
ここで一度立ち止まり、どんな当たり前なことでも自分の頭でもう一度考えてみる必要があるのかもしれません。
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