2021/01/19
幾つかの病状は、その病状の特異な脳波パターンが分かっています。
そして回復すると脳波の特異性も無くなります。
そして脳波の特異性を変化させると病状も変化します。
例えばうつ病には幾つかのパターンがあります。
そしてうつ病が回復するとそのパターンが消えます。
そしてうつ病からの回復を待たずに脳波を変化させれば病状が改善します。
それがニューロフィードバックの原理です。
しかし時として脳波のパターンがあまり変化しなくても症状の変化だけ起こります。これは何故でしょう。
なぜ脳波のパターンを変えようとすることが症状の緩和、能力向上につながるのでしょう。
感覚運動野で一度トレーニングしただけでそれまでできなかった縄跳びの二重跳びができたり、それまで漢字の書き取りでマスからはみ出てた子が上手に漢字が書けるようになったりします。これはいったいどうしてでしょう?
脳波にほとんど変化が無い時に症状の変化があるのはどうしてでしょう。
その理由を私はこう思います。
それはデハブがその理由ではないかと思うのです。
デハブとはデハビチュエーション(dehabituation)、脱習慣化です。
いつの間にかついてしまった脳の癖を取るのが脱習慣化です。
習慣から脱するのです。
自力では出来なくなってしまっているのです。
その脳に普段経験したことのない状態を経験させることで脱習慣化を図ります。
すると自己修復力が働き始め、自力で自分の最も効率的な状態に戻るのではないかと思えます。
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