2021/01/16
臨界期仮説 (critical period hypothesis)をご存知ですか?
ある年齢を過ぎると言語の獲得が難しくなる年齢があるという仮説です。
母語の習得および外国語の習得の両方に対して言われています。
第一言語と第二言語の習得に関して年齢が重要とされますが、臨界期が本当にあるかどうかはまだ仮説の域を出ていないようです。
しかし一部の人たちの中ではこの仮説もすでに証明済みの事実かのように扱われてい。
テレビ番組でも10人ぐらいの被験者を集め簡単な実験をしてその結果をまるで真理のように扱うのを見かけます。
実験は信頼度を上げるためには被験者の数を増やし、ダブルブラインドで行い、再現性の有無を調べます。
被験者は少なくとも20人ぐらい。
ダブルブラインドは、偽薬などを使い、効果の出るはずのない人を混ぜ、誰が偽薬を使っているのかを検査者も被験者も知らない、両者がブラインド(盲目)である必要があります。
面白いもので期待や不安、人の心の動きにより、実験結果に大きな違いが出るのです。
さらにその実験の費用を誰が支払っているのかも重要性を持ちます。
スポンサーに有利な結果が出やすいのです。
あなたが常識と思っている事ももしかしたらただの仮設であったり、世間の非常識だったりするしれません。
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