2021/01/15
あなたは毎日服用する薬がありますか?
薬は時として本当に役立つ、痛い時の痛み止めなど天からの恵みのようです。
暴れている人を落ち着かせ、自傷や他傷を止めたり、本当に必要な時があります。しかし考えてみるとそれはほとんどの場合、急性の症状に対してです。
慢性の症状にはできたら薬は使いたくありません。
例えばADDの服薬は基本的に興奮剤です。興奮剤を多動の子供に服薬して大人しくなるのはなんとも不思議ですが、ボーとした覚醒レベルの低い脳を体を動くことで刺激し機能させていたことの代わりに薬が脳を刺激するきことで、多動の必要が無くなるからだと考えられます。
しかし脳は怠け者で、薬が代わりを努めてくれると、それに任せっきりになり、自分で活性化させようとする努力を止めてしまいます。すると見た目には多動が収まり良くなっているように見えます。しかしそれは薬の効果であり、脳は努力を忘れ、良くなりません。多動は脳のコーピングメカニズムです。薬の代わりに脳が
ADDの症状に対処しているのです。これを我慢し、成長に任せた方が自然な発育につながりそうです。
ニューロフィードバックは脳を鍛えることで活性化を自分の力でできるようにトレーニングします。そして薬を不要にします。
私は薬を否定するつもりはありません。上手く使えばこんな素晴らしいものはありません。また最近は服薬の意思決定に患者が参加するようにもなってきました。素晴らしいと思いませんか?
それをアドヒアランスといいます。
アドヒアランスとは、一般的に服薬尊守のことを表す語として使われますが、本来は服薬に対し患者が積極的に関わることを意味します。
これは、患者の意思決定への参加を意味し、 治療方針の決定について、患者自身が積極的に参加し、その決定に沿って治療を受けることです
患者が自身の病気を理解し、治療に対しても主体的に関わることで、より高い治療効果が期待できます。医療者が患者と共に考え、相談の上決定していく必要があるとされているのです。
「医者を選ぶも寿命のうち」良い主治医が見つかるといいですね。
>> 詳しいプロフィール
© 2009 Neurofeedback Japan