2021/01/06
貧乏ゆすりは無意識に下半身を揺らし続ける行為のことを言います。
なぜ貧乏ゆすりなの?
いろいろな説がありますが、「貧乏人が寒さに震える様子」からというのがそれっぽいですね。
原因としては下半身の血行を良くするため、じっとしていることによる不安解消、ストレス解消のための逃避行動、また緊張をほぐすために脳がこわばった身体を動かそうと反応してしまうなどが考えられます。
貧乏になど誰もなりたくないですよね。品も無いし。できたら止めたい気がします。止まらないのならせめて「お金持ちゆすり」とでも改名しましょう。
実は悪い癖のように思われている「貧乏ゆすり」にもメリットがあります。それは長時間日常的に座っているオフィスワーカーでは「貧乏ゆすり」をする人の方が死亡率が低いのです。原因は確定していませんが、おそらくこれにより血行が良くなるせいだと考えれます。
会社で長時間座っていることが多い人は邪魔にならない時と場所を選び「貧乏ゆすり」をするのもいいかもしれません。
以前メディアで大きく取り上げられたエコノミークラス症候群も「貧乏ゆすり」で防げることが分かっています。
また「貧乏ゆすり」は体温を上昇させ冷えを解消します。
発達障害の症状の一つである「多動」も本来脳の問題に対する解決策で、良いことであるように「貧乏ゆすり」も問題に対する体のコーピングメカニズムによるもので、良いことです。
しかし隣に座っている人には迷惑だったり、品が無かったり、貧乏という名前が悪印象を与えます。
「貧乏ゆすり」のメカニズムを知り、TPOを考え、賢く利用していきましょう。
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