2020/12/31
「てんかん」は脳の慢性疾患でてんかん発作を繰り返します。年齢、性別、人種の差はないようです。
突然なんらかの理由で脳の神経細胞(ニューロン)が過剰に興奮状態を示します。それにより脳内で激しい電気的な興奮が起こります。それによって繰り返す発作がてんかんの特色です。
てんかん発作の症状は大脳の発生部位により症状が異なります。
痙攣(手足をガクガクと一定のリズムで曲げ伸ばしする)が特色の間代発作。
手足がつっぱり硬直する強直発作。
意識消失が突然起こる欠神発作。
全身や手足がピクッとするミオクロニー発作。
感覚感情異常、特殊行動などを引き起こす複雑部分発作。
種類はいろいろありますが、それぞれの患者に同じ発作が繰り返し起こるのが癲癇の特徴です。
またてんかんは脳内の電気作用なので、脳波を測定すると異常な波(棘波)が測定でき診断に用いられます。
普通てんかん発作は一過性で発作終了後元の状態に回復します。原因が脳腫瘍や頭部外傷などの時は「症候性てんかん」、原因が不明の時は「突発性てんかん」です。
ほとんどの患者は適切な薬物療法で普通の暮らしができますが、なかには抗てんかん薬では発作を抑えることのできない「難治性のてんかん」患者がいます。そのような時に最後の砦になるのがニューロフィードバックです。
てんかんは全ての年齢で発病しますが、3歳以下が最も多く18歳までに発病することがほとんどです。しかし最近の高齢化に伴い、老人の発病率が増えています。
年老いてからいきなり発作を起こすようになると驚きですね。
ニューロフィードバックはボケ防止にも役立つので発作の予防を含め早めに体のトレーニングだけでなくもっと大事な頭のトレーニングをしていきましょう。
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