2020/12/25
パーキンソン病との関わり、ドーパミンに大切な組織。
私たちが体を動かすには脳から指令を伝える神経伝達物質であるドーパミンが必要です。
パーキンソン病の患者はドーパミンが不足しうまく指令が伝わりません。
その大切なドーパミンが黒質で作られます。
なぜ黒質の神経細胞が減少するか不明ですが、レビー小体というタンパク質の塊が原因かも知れません。
また、パーキンソン病のほとんどは、遺伝子ませんが、遺伝するような場合もありそうです。そのため、パーキンソン病の発症には、環境や遺伝など、多数の要因が関係すると考えられています。
レビー小体は、たんぱく質の塊で、神経細胞に発生する異常な蓄積物です。
レビー小体が出現する疾患を「レビー小体病」といい、パーキンソン病のほかにはレビー小体型認知症などがあります。
黒質(substantia nigra)は、緻密部と、網様部とによって、大きく二つに大別され黒質緻密部 はニューロメラニン色素を含有するニューロンが多く存在しているため黒色を帯びているが、加齢と共にニューロメラニンの量が減少し白っぽくなります。
ドーパミンは特に報酬が予測を上回った時に強く働きます。
つまり褒美が思ったより大きいとやる気が出るのはこのためのようです。
またコカインなどの薬物乱用はこの報酬反応を刺激するために引き起こされます。
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