2020/12/13
利き腕があるように、利き足、利き目、利き脳があります。
大体の人は左が利き脳です。
利き脳がしっかりと確定していないと「どもる」吃音などの症状が出ることがあり機能不全の原因になります。
左と言うのは左半球のことで、ご存知のように脳は大きく二つに分けられます。
というか分かれています。
脳は灰色の豆腐のような塊で以前は重要視されず、心臓に魂が宿り、脳は血液を冷やすだけの役目を持つ臓器と考えられていました。
古代ギリシアの哲学者、アリストテレスは「脳は血液を冷やす機関」と提唱し、中世に至るまでこの学説に異論を唱える者は出てこなかったそうです。
以前は利き脳を見つけるのにかなり過激な和田テストなるものが使われていましたが、これは薬剤を使い半球を麻痺させての機能テストです。恐ろしい。嬉しいことにいまはずっと簡単にブレインマップで見つけることができます。
言語野の存在する方が優位半球、利き脳です。
脳の機能局在、つまりここはこれ、あすこはあれと言うように役割分担が決まっているとの考え方は疑問を入れる余地がありますが、いくつかはかなりしっかり分かっています。言語野がその一つです。
発語のない発達障害の子供や、脳梗塞などで言語野に損傷を受けても、その近辺や反対側にあるミラーサイトのトレーニングにより改善を図ることができそうです。
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