2020/11/06
ニューロフィードバックで最も大切なSMRトレーニングをするときにリワード周波数の調整が重要です。
なぜならSMRは年齢により変化するからです。脳波は年齢依存します。
小児の脳波は低い周波数成分が中心です。
1歳で5Hz、3歳で6Hzという具合に年齢とともに少しずつ高くなっていき、8歳ころには成人と同じ10Hzほどになっていきます。
そしてそれはまた50歳を過ぎるとまた下がっていきます。子供に戻るような感じですね。
そしてそれは個人差が大きく人によって異なります。生活習慣に依存します。脳をどれだけ使っているか、どれくらいの刺激があるか等です。
脳を使う仕事に従事していてもそれに慣れ、刺激が無くなると脳は衰え始めます。脳には新しい刺激が必要なのです。
毎年新しいプロジェクトを始めるのが脳への良い刺激になります。
好奇心をキープし、これまでやったことのない分野に入っていきましょう。
歌、楽器、外国語、そろばん、絵画、日曜大工などです。
スイートスポットは個人別のSMRの探索から始まりました。
オスマー博士は膨大な経験と研究結果からリワード周波数を個人のスイートスポットに合わせると脳波の全体の出力が下がると言います。
普段私がトレーニングに使用しているスペクトラムアナライザというパーツがあります。これは脳波の全周波数の振幅の変化を棒グラフでリアルタイムに表示します。横が周波数、縦が振幅になっているグラフです。
リワード周波数がスイートスポットになるとこれが変化します。
いままで勢い良く上下していた全体の振幅がサッと下がります。そして低振幅を示し、下の方で落ち着いたパターンを示します。
>> 詳しいプロフィール
© 2009 Neurofeedback Japan