2014/01/03
今日は脳トレの手順をご案内します。
まず、主訴を教えてください。
チェックリストを記入してください。
それぞれの項目に1から10の数字を記入してください。
問題なしが「1」で、最悪が「10」です。
症状チェックリスト 生年月日 年齢
名前: 利き手 右 左
日付
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
寝つき
夜中に起きる
悪夢
いびき
字が汚い(絵が下手)
考えが混乱している
忙しく考えが去来する
衝動性
感情のコントロール
そわそわする
すぐ泣く
すぐ興奮する
いらいらする
すぐ怒る
すぐ怖がる
攻撃する
心配性
暗い気分になる
否定的な考え
ぼーとする
やる気が出ない
幸せな感じがしない
リラックスできない
穏やかに話せない
体の凝り(肩の凝り)
チック(声が出る、体が動く)
頭痛
肌がぞわぞわする
痛みに過敏
はきけ
反応時間
記憶力
読書力
集中力
過集中する(やめられない)
はっきり考えられない
整理整頓
順序立てない
時間を守れない
同情心がない
物忘れ
アイコンタクト
スローダウンできない
おしゃべり
爪かみなどのくせ
多動
困り度を数字で表していただきます。
数字が高い項目が困っている項目です。
それが脳のどの部分の問題が考えます。
それから実際に脳波測定を行います。
脳波は閉眼、開眼、と注意持続力テストをしながら測ります。
それらの情報をもとに3種類のブレインマップ(脳地図)を作成します。
ブレインマップは年齢別標準データベースとの比較により、
あなたの脳のどこがどのくらい所謂標準的な同年齢の脳と異なるかを数十の項目で示します。
大変詳細なデータを示します。
また脳波測定の際に行う注意持続力テストはIVAと呼ばれ、それ自身がIQのような指針となり、
発達障害の診断の一つに使われます。
この結果も脳トレのための有益なデータとなります。
それら全てのデータを解析し、統合し、あなたの脳の必要とするトレーニングを決定します。
そしてあなたの脳が今必要なトレーニングプログラムを作成するのです。
このようにニューロフィードバックは大変個人的、オーダーメイドのトレーニングなのです。
あなただけのためのトレーニング、しかも今必要なトレーニングなのです。
脳は一人一人異なり、しかも日々変化しているのです。
効果的な脳トレーニングにはこうでなければならないのです。
しかもそのトレーニングは脳が無意識で行うもので、本人にはあまり負担になりません。
負担になるどころか、大抵の場合、子供も大人も喜んで、楽しくやります。
なぜならそれは好きな映画かアニメを見るだけだからです。
見ていること自体楽しいのですが、見ているあいだに脳が良い方に変化します。
すると苛立ちが減ったり、テンションが緩んだり、凝りが緩んだりしてきます。
気持ちが穏やかになったり、明るく、楽しくなったりしてきます。
なぜなら脳は常に変化していて、それが良い方向に変化しているときに、あなたの見ている画面が明るく、よく見えます。
しかしそうでないときには画面が暗くなります。
これはまるで脳へのABAです。脳に良い状態を褒美をやることで覚えてもらうのです。
脳への再教育、大変効果的な療育でもあるのです。
見ている本人はだんだん画面が暗くなることすら気にならなくなります。
しかし確実に脳が変化してきます。
その変化の様子は脳波により、リアルタイムに見ることができます。
そしてトレーニング終了時にどのくらい脳が変化したのかも見て取れるのです。
このようにデジタル脳トレ、ニューロフィードバックは大変科学的で、効果的なトレーニングなのです。
>> 詳しいプロフィール
© 2009 Neurofeedback Japan