2013/12/28
スケジュールされた細胞死による司令塔細胞の除去
東京大学 大学院薬学系研究科の野々村 恵子 元特任研究員、山口 良文 助教、三浦 正幸 教授らは、マウス胎児の脳の詳細な解析から、細胞死の一種であるアポトーシスによる速やかな細胞の除去がうまくいかないと、神経管閉鎖不全を原因とする脳の形態異常が生じることを明らかにしました。これは、神経管障害などの先天性疾患の病態解明に役立つ可能性がある知見です。今回の研究で、アポトーシスは不要となった司令塔細胞数の調節とその除去を行う仕組みとして、正常な脳の形成に有用であることが明らかになりました。
この機構を明らかにすることは、先天性の脳・脊髄の発生異常の病態解明にもつながると期待されます。
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