2013/12/22
スマートフォンを利用する時間が長い中学生ほど成績が悪い傾向にあることが分かりました。
仙台市教育委員会と脳科学が専門で東北大学の川島隆太教授の共同研究グループは、仙台市内の中学生2万4000人に、スマートフォンやパソコンなどの利用時間、それに勉強時間などについてアンケートを行いました。
グループでは、アンケートと学力検査の結果を基に調べたところ、1日当たりの勉強時間が同じ生徒でも、スマートフォンの利用時間が長いほど、学力検査の点数が低い傾向にあることが分かったということです。
具体的には、1日に2時間以上勉強すると答えた生徒のうち、スマートフォンの利用時間が1時間未満と答えた生徒について数学の平均点は75点だった一方で、3時間以上利用すると答えた生徒の平均点は61.2点と10点以上、差があったということです。
今回の結果について東北大学の川島隆太教授は、「スマートフォンなどの長時間の利用は、脳や心の働きを混乱させて集中力が落ち、勉強したことを忘れやすい可能性がある。利用時間は1日1時間以内に抑えるなど、上手な使い方を身につけてほしい」としています。
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