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てんかん

脳のエアロビとも呼ばれる脳波を使ったトレーニングを行い、脳の基礎体力を高め、発作発生の臨界点を高め、発作を出難く、もしくは出なくしていきます。

この分野の研究は1970年代初頭から始まりました。
(reviewed in Sterman, 2000)

ニューロフィードバックは大発作、複雑部分発作、欠神発作を含む全ての癲癇に有効であることが分かりました

多くの癲癇患者は投薬で効果を得ていますが、ニューロフィードバックの研究対象となった患者たちは抗痙攣薬の効かない重症の患者が大部分を占めていました。 

このようなもっとも重症な患者グループにさえニューロフィードバック・トレーニングは平均70%の発作減少率を示しました。 

このような重症な医学で治り難い癲癇のケースの82%に発作の臨界点を上げることができ、必要な薬の量を減らすことができました。 

これは投薬の副作用を考えると長期的に見て大変重大な意味を持ちます。 

しかしニューロフィードバック・トレーニングを受けた後でも多くの患者はある程度の服薬を必要とします。 
またトレーニングは50回かそれ以上必要なこともあります。 

脳卒中とともに脳損傷に対するニューロフィードバックの効果の研究発表がなされ始めていますが、まだこの分野は多くの研究が必要な段階です。

ニューロフィードバックは初めてんかんのトレーニングに使われました。

誰もが良く知っているパブロフの犬の実験で、パブロフがベルの音と餌を一緒に出しつづけたら、ベルの音だけで犬はよだれを出した話ですが、実はその時、ブザーの音と電気ショックも関連付けたのです。
ベルが鳴ると犬はよだれを流し、ブザーが鳴ると怯えました。
そしてベルとブザーを交互に鳴らしていき、その間隔を短くし、最後に同時に鳴らしたら、犬は全く思いもよらない行動をとったのでした。
犬はそのストレスに耐えかねて、自ら眠ってしまうことにより、実験を降りてしまったのです。

時と場所が変わり、今度はアメリカでバリー・スターマンが猫を使い同じような実験を試みました。
レバーを押すと餌が出ることを教え込んだ猫に、ブザーの鳴っている間は餌を出なくし、鳴り終わるのを待たねばならなくしたのです。そしてその時の脳波を測ったのです。

スターマンはその時パブロフの犬と同様に、猫がストレスの為、マイクロ・スリープに入るのではないかと予想をしていたのですが、それまで見たことの無いような脳波が検出され、予想に反して猫は身じろぎもせず、じっと緊張し、ブザーの鳴り止むのを待ったのです。その様子はまるで猫が、小鳥が十分に近づくのを待っている時の感じだったのです。
その脳波を検出した場所は、行動と知覚に携わるセンサリー・モーターストリップと呼ばれる場所だったので、その脳波をSMR(Sensorimotor Rythm)と呼びました。
今度は猫がSMRを出した時に餌を与える訓練を行ったところ、猫は自由にSMRの出せるようになりました。
その訓練を受けた猫は、訓練を受けなかった猫に比べ睡眠中の脳波測定により、より安らかに眠るようになったのが分かりました。
(この実験結果はブレインリサーチ・ジャーナル1967年に発表されました。)

ここで奇妙な偶然により、この癲癇に非常に効果的なニューロフィードバックが生まれることになっていくのです。
当時のアメリカは、ソ連に宇宙ロケットの技術において追いつこうと躍起になっていました。しかしロケット燃料のmonomethylhydrazineは有毒で、その煙を吸ったり、手に触れてしまった作業員が吐き気を覚えたり、発作を起こしたり、死に至ることもあったのでした。
そこでその研究を委託されたスターマンは、早速猫を使った実験を始めました。

体重1Kgに対して10ミリグラムのロケット燃料を注射された猫は、よだれを流し、吐いて苦しみ、騒ぎ出し、激しい発作に見舞われました。
ところがその猫の中に、苦しみはしたものの発作を起こさなかった数匹の猫がいたのです。ここで感の良いあなたにはもう察しがついているかも知れませんが、以前の実験に使われたSMRの訓練を受けた猫が混じっていたのでした。 訓練を受けた猫は、受けなかった猫に比べ発作に対して強い耐性を示したのです。

そこで癲癇で苦しむ被験者にSMRの訓練をしたところ、驚くほどの効果を発揮したのです。
スターマンはその結果をEEGジャーナルの最高峰である、EEG and Clinical Neurophysiologyに1972年に発表し注目を得ました。

さらにスターマンは、A-B-A実験と言われ、今では人道上許されない実験を行いました。
一度SMRの訓練により症状の改善が見られた被験者に、逆のトレーニングを行い、元に戻した後、再び正しいトレーニングにて改善させることに成功したのです。
その結果は1978年にEpilepsiaにて発表されました。

しかしその後の政府資金の打ち切りや、機材が高価で、トレーニングをする場所が限られていたり、このトレーニングがあまり日の目を見ないまま、時が過ぎていきました。
ところが技術進歩による安くて強力なパーソナル・コンピューターの出現により、近年この状態が大きく変わろうとしています。
この癲癇の発作に有効なニューロフィードバックは、ADD/ADHDにも有効であることが分かり、さらに鬱病、自閉症、他、非常に広範囲にわたるその効果の程が分かり始めてきたのです。
脳の基礎体力を上げるのだから、当然と言えば当然なのですが、記憶力、集中力、IQ が上がり、自己開発の手段としても使われています。
数多くの実験も行われてきました。

それらの一部を下記に紹介しておきましょう。

参照

1. Birbaumer N Elbert T Canavan AGM et al. Slow potentials of the cerebral cortex and behavior . Physiol Rev 1990 ;70:1-41.

2. Birbaumer N Elbert T Rockstroh B et al . Clinical-psychological treatment of epileptic seizures : a controlled study . In : Ehlers A ed . Perspectives and promises in clinical psychology. 1st ed . New York: Plenum Press 1991 :81-96.

3. Birbaumer N Elbert T Rockstroh B et al . Biofeedback of event- related slow potentials of the brain . Int J Psychol 1981 ;16:389-415.

4. Rockstroh B Elbert T Birbaumer N et al . Cortical self-regulation in patients with epilepsies . Epilepsy Res 1993;14:63-72.

5. Kotchoubey B Schneider D Schleichert H et al. Self-regulation of slow cortical potentials in epilepsy: a retrial with analysis of influencing factors. Epilepsy Res 1996 ;25:269-76.

6. Kotchoubey B Strehl U Holzapfel S et al. Negative potential shifts and the prediction of the outcome of neurofeedback therapy in epilepsy . Clin Neurophysiol 1999;110:683-6.

以下のサイトでその研究を見ることができます。
http://www.isnr.org/neurofeedback-info/cog.cfm

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