ニューロフィードバックは自閉症に適した脳トレーニングです。
短期間に大きな変化が期待でます。
ぜひ一度試してみましょう。
もっとも大きな変化を見ることができるのが、自閉症用のトレーニングです。
最初の5回までに大きな変化があれば有望です。
続けることで更なる変化が期待できます。
自閉症用のトレーニングはいくつかあります。
ひとつづつ試し一番適したものを探しましょう。
側頭葉のトレーニング
特に右の側頭葉に過活性が見られることが多く、その苛立ちを鎮めることから始めます。
運動野のトレーニング
多動でトレーニングが難しいとき、運動野を鎮めることから始めます。
SMRトレーニング
C4と呼ばれる部分でのトレーニング 大人では12-15Hzを高めるのですが、自閉症児の場合、低めに設定する必要があります。
この周波数設定は微妙で、経験を必要とする部分です。
フィードバックはDVDでアニメを見るか、その他の映像を見るか、パックマンをやるかの選択があります。
本人が一番集中できるものを選びます。
「トムとジェリー」が自閉症児に適してると聞き、試したら、面白すぎて、興奮しすぎた子がいました。 その点少し注意がいるようです。
映像は良い脳波状態のときに見え、そうでないときは暗くなるように設定します。
または良い脳波状態のときに動画が動き、そうでないときには止まります。
パックマンは良い脳波状態のときにドットを食べていきます。
このビデオクリップを見るようにアメリカの友人に勧められました。
これを見るとあなたの自閉症に関する考えが変わるかもしれません。
これはアマンダ・バグズという自閉症の女性が自分だけの力で撮影し、編集し、YouTubeにアップしたものです。
自閉症の専門家ですら、彼女がこれを成し遂げたことが信じられないそうです。
彼女は1分間に120字タイプできます。
ちなみに私は60字です。
彼女はソニーのデジカメの動画機能を使い、画像編集ソフトでつなぎ合わせました。
YouTubeの動画が始まり、女性がカメラから顔を背け、前後に身体をゆすり、おかしな感じに両手をばたつかせ、変な声を出しています。
そして彼女は奇妙な動作を繰り返します
:枕に紙を何度もぶつけたり、キーボードの上を手で行ったり来たりさせたり、引き出しのノブを回したり、ネックレスをたたいたり、本のページで顔を撫でたりします。
そしてあなたはいったい誰がこんな身体障害者の女性の動画を撮り、どうして自分こんなものを見るはめになったのだと思うのです。
しかし翻訳という文字が黒いスクリーンに現れます。
そして次の5分間、27歳の自閉症で話すことが出来ないアマンダ・バグズが、これらの奇妙な行動をとりながら、彼女の頭の中でいったい何が起こっているのか鮮明に的確な言葉で描写します。
コンピュータのソフトによる人工的な合成音により、彼女は触ること、味わうこと、匂いをかぐことが、彼女と彼女の周りの環境との絶え間ない会話を可能にさせると説明します。
このような形の非言語的刺激が彼女の母国語を構成していて、それらは話し言葉より良くも悪くもないとバグズは説明します。
しかし不公平にも彼女が話せないのは欠陥だと見なされ、他人が彼女の言語を学べないのは自然で、当然と思われているのです。
.あなたは彼女の言葉に一理あると思いませんか?
動画の中での彼女の発言(?)を訳してみました。
この動画のこれ以前の部分は「私の言葉」で語られています。
多くの人は「私の言葉」について、それぞれの行動に特別なシンボリックメッセージがあると確信します。
しかし「私の言葉」は、人が理解するための言葉、もしくは視覚的シンボルですらありません。
それは私と、周りすべてのものとの絶え間ない会話なのです。
私を囲む全てのものとの物理的反応なのです。
ビデオのこの部分で、水は何も象徴していません。
水が私に反応するように、私もただ水に反応しているだけなのです。
目的が無いのではなく、私の動き方は、周りにある物への絶え間ない反応なのです。
皮肉にも、全く逆なのですが、私が周りに反応している状態のとき「自分だけの世界にいる」と言われます。
そして人々は、私が周りのものとの反応を減らすと、私が外界と本当に反応し始めたというのです。
彼らは私の存在、自覚、人であることを、私が反応していると見えるほんの小さな限られて世界により判断します。
私が自然に考え、物事に反応する方法は、ある人にとっては考えですらなく、普通の考えやイメージとすら違って見え、感じられます。
しかしそれだってりっぱな考えなのです。
あなた方の言葉を学ばなければ、どう考えていようが、どう反応していようが、私たちのような人は真面目に受け取ってもらえません。
お聞きのように私は周りのものと伴に歌うことができます。
しかし私があなた方の言葉で何かをタイプすると、始めてあなた方は私がコミュニケーションをとっているといいます。
私は匂いを嗅ぎます。
私は物事に聞き入ります。
私は感じます。
私は味をみます。
私は見つめます。
見て、聞いて、味見して、嗅いで、感じてだけでは十分でなく、本は見るとかいう正しいことをしなければなりません。
間違ったことをすると、人は私が考えることができるかどうか疑います。
なぜなら彼らの考えの定義が、彼らの人であることの定義だからです。
だからおかしなことに、私が本当に人かどうかを疑うのです。
私に道で会う人の何人が、これを書いたのが私だと信じるでしょう。
本当に知りたいと思います。
あなた方の言葉を学べないと欠点とされるのに、「私の言葉」を学べないことは当たり前でありと思われます。
私のような人は不可解であり、困惑しているのは、自閉症者や他の知的障害者ではなく、その他の人々だと思われるのは興味深いことです。
私たちは普通の言葉を話さないと、言葉が通じないとすら見られます。
しかし私たちの言葉を話さなくとも、彼らは言葉が通じないとは思われません。
まるでそんなものは存在しないかのように忘れられてもです。
つまりこの動画は、自閉症者の奇妙な心の働きを見るための、のぞき趣味的なフリークショウのつもりでアップしてのではないことを知ってほしいのです。
これは、どれくらい普通に近いかが、あなたが本当の人間か、成人か、知性があるかを決定するこの世界において、多くの違う種類の思考の存在と価値と相互関係に関する強い主張です。
いろいろな種類の人間の存在が理解され受け入れられてはじめて正義と人権が守れるのでしょう。
私の言語:
バグズはバーモントのダウンタウン、バーリントンのそばの老人と身障者の為の公共ハウスに住んでいます。
彼女は黒いショートヘアーで、とがった鼻と丸いメガネをしています。
いつもTシャツとぶかぶかのズボンをはき、驚くほど長い時間、昼も夜もインターネットをしています。
ブログをしたり、自閉症やアスペルガーの友達と連絡を取り合ったりしています。
ある天気の悪い午後、バグズは彼女の隣人で親友のアパートの部屋で赤い布団に寄りかかっています。
グレーの旅行用の枕を首に巻き、膝の上にキーボードを置き、足でコンピュータを支えています。
多くの自閉症の人と同じようにバグズも目を合わせるのが嫌いで、食事の支度やシャワーを浴びるのにヘルプが必要です。
会話に関しては、時折うめいたり、ため息をついたりしますが、20代前半に話すのを全く辞めてしまいました。
その代わり彼女はパソコンで毎分120語をタイプします。
そしてそれは真面目くさったイギリスの学校教師のように聞こえる人工的な女性の声に変換されます。
YouTubeへの投稿は、人々の自閉症への過小評価に注意を促す為の政治的なものだと彼女を言います。
これが彼女の動画投稿の最初ではないのですが、これが最初に注目を集めたものです。
「視聴者の数が増え始めるとだんだん怖くなりました。」とバグスは言います。カウントが100,000を越えると彼女のブログにも大勢の人が訪れるようになりました。
200,000で科学者が彼女を研究室に招待しました。
300,000でテレビ局が訪ねてきました。
長い間孤独に監禁されているとみなされていた自閉症の心を垣間見る希少な機会を得たからです。
しかし「私の心は自分だけの世界に囚われていないと何百万回も言ってきました。」とバグズは言います。
世界的に有名な自閉症の権威にこの動画のチェックを依頼したところ、専門家の意見ではバグズはこれを制作するのに介護の人の助けが必要だったに違いないとのことです。
彼女の話すことができないこと、反復動作、目を合わせられないこと、日常生活での要介護が重い自閉症であることを物語っています。
自閉症患者の75%はIQ70以下の精神遅滞に入ります。
自閉症スペクトラム(連続体)においてバグズのような人は発達障害の一番ひどいところに位置します。
スペクトラム(連続体)は重度の障害と認知障害の重症者から社会的に不器用で、奇抜なだけの軽症のアスペルガー症候群にいたります。
科学者の疑いを説明するとバグズは少し声をあげ、笑うかのように口を緩めキーボードを叩きました。
ビデオを撮影するのも、編集するのも、Youtubeにアップロードするにも誰の手も借りませんでした。
彼女は90秒の動画が撮れるデジタルカメラ、ソニーのサイバーショットDSC-T1を使いました。
そしてRAD Video ToolとVirtalDubとDivXLand Media Subtitlerという編集用ソフトを使い動画をつなげました。
「私の介護ヘルパーはソフトの使い方もしりません。」と彼女は言います。
バグズは自閉症社会がますますネットワークを広げ、知名度を上げている要因の一つです。
ここ20年の間自閉症の社会は「タイプtoスピーチ」のようなソフトとインターネットにより非常に大きなメリットを得ました。
この技術がなくてもバグズは自分だけの世界に囚われているとは感じなかったかもしれませんが、この技術のおかげで話せるのと変わらぬスピードでコミュニケートできるのです。
バグズのような自閉症者がまだ初期段階にある自閉症者の市民権運動をリードしています。
「私は99年を覚えています。」
「誇り高いゲイのウェブサイトを見て、その数の多さに驚き、このようなことが自閉症者にもあればと羨ましく思いました。でも今はそれがあるのです。」
「私たちはここにいます。私たちは普通とは少し変わっています。慣れてください」と彼女は言います。
この運動は自閉症の本質を新たに見つめようとする神経心理学の研究者のメンバーにより活気づけられています。
自閉症は根絶すべき病気と考えるべきではありません。
自閉の脳は欠陥であるのではなく、単に普通と違うだけです。
これは人類の進化の多様性の一例です。
それらの研究者たちによると、自閉症の治療法の発見にフォーカスを置くことと、自閉症が病気であるという考えが、どのように自閉症の脳が機能するかというような基本的な疑問を解明することから科学を遠ざけたと言います。
この新しいアプローチ(違うモデルと呼びましょう)の基盤は過去の自閉症者の知能に関する研究は間違っているというものです。
驚くほどの大きな間違いなのです。
なぜなら知能を測る基準が違ったからです。
「もしアマンダ・バグズが5年前に私のクリニックに来たとしたら、私は彼女を低機能の重症な認知障害者と判断したでしょう。そして私の判断は全くの間違いだったでしょう。」と新たなモデルの指導的擁護者でマサチューセッツ・総合病院の神経化学者のトーマス・ゼフィロは言います。
70年前、バルチモアの レオ・カナーという精神科医が彼のクリニックで「魅力のある特異性」を示した子供たちの観察の記録を付け始めました。
カナーの画期的な研究が発表されようとしたとき、ウィーンの小児科医、ハンス・アスペルガーが同じような患者層の研究の仕上げをしていました。
両者とも別々にそのコンディションを描写するのに同じ言葉を使いました。autist, もしくはautismこれはギリシャ語の自分という意味のautosから来ています。
これらの子供には大変欠如するものがありました。
仲間のグループになじめない(アスペルガー)もしくは他人と感情的絆を生まれつき作ることができないのです。(カナー)
この二人の医者の観察した、話せないことと繰り返しの動作、同じことへの固執が21世紀においても自閉症の診断基準なのです。
自閉症者の知能に関して、ボキャブラリー、記憶力そして問題解決能力など高い知能を示唆するものがあるとカナーは言いました。
アスペルガーの人たちにも思考と経験の独創性があります。
しかし年が経つにつれて、それらの才能も程度がすごいとき、音楽、数学、絵画などにおいてのサバンレベルの能力のときだけ注目を得ました。
サバンでない数百万の自閉症者は悲劇的で、知能が足りないと思われています。
この考えの根拠のテストは言葉、社会性、文化的知識、つまり自閉症者が苦手なものによるからなのです。
6年ほど前オレゴン州のWillamette大学の心理学教授Meredyth Goldberg Edelsonが過去71年間に行われた215件の研究発表での自閉症と精神地帯の関係について再調査したところ、ほとんどの研究で(74%)その仮定を裏付けるリサーチデータが不足していました。
31%の研究では何のデータも示されませんでした。
もう少しまともな研究ですら知能を計る方法が信頼のおけないものでした。
Goldberg Edelsonは自らに問いました。
「自閉症の多くは知恵遅れなのだろうか?」
「個人的にはそうは思わない、しかしその質問に答えるデータがない。」
UCサンフランシスコの神経科学のMike Merzenich教授は「75%の自閉症者が精神遅滞であるという考えは非常に誤りであり、有害である。」と言っています。
彼は何人かの自閉症の子供の研究をしました。
そのほとんどは言葉を話さず、低機能の部類に入れられる子供でした。
「私たちは彼らが自分の知っていることを言えないので、精神遅滞と決め付けるのです。」
そして成人になってもどこかの倉庫の片隅で封筒に手紙を入れることぐらいしかできないと思い込むのです。
Autism Speaksのような団体が研究を進めようとしてはいるのですが、皮肉にも自閉症が大きく取りざたされてもデータの不足は続いています。
最近、Toni Braxton, Ed Asner, や Jenny McCarthyなどの有名人の両親がトークショーやニュースに出て注目を集めます。
ニュースは自閉症の増加の恐怖を取り上げます。
しかし本当に自閉症は増加しているのでしょうか?
そのような見方も確かにあります。
疾病コントロールセンターによると8歳の子供の150人に1人が自閉症スペクトルに分類されます。
10,000人に4-5人と思われていた、過去20年と比べ高い罹患率です。
しかしこれが実際の自閉症の増加なのか、診断基準の変化によるものなのか、集計の方法の違いによるのか、それらの組み合わせによるのか、誰も知りません。
1943年の最初の研究でカナーは「調査した子供たちは最初精神遅滞に見えたのですが、彼らは全員疑いようも無くすばらしい認知力の潜在能力を持っていました。」と言っています。
しかし65年後にもなった今でもその潜在能力についてはほとんど知られていません。
ある研究者が語ることには自閉症の問題を解決するためには資金供給があるのですが、自閉症者の脳の違いを研究するためには資金が出ないそうです。
モントリオールの近郊にそびえ立つレンガの建物がHopital Riviere-des-Prairiesです。
かつてはカナダで最も悪名高い保護施設でしたが、現在そこには少人数の精神病の患者が入院しています。
しかしほとんどのスペースはクリニックや研究施設に改装されています。
ここでの指導的研究者のひとりは自閉症の専門家である精神病医Laurent Mottron 55歳です。
彼は戦後フランスで育ち、辛い子供時代をすごしました。
彼の家族は統合失調症とトーレット症候群の病歴を持っていました。
そしておそらく彼は今であればADHDと診断されたでしょう。
自然に彼は精神医学の道に進みました。
80年台初頭にはMottronは自閉症を含む感覚異常の子供治療を目指す臨床の仕事をツールの学校で行っていました。
Mottronが言うには、その頃の考えではこれらの子供たちはプレイセラピーと両親との関係に働きかけることで普通に戻ると考えられていました。
両親が、特に母親に責任があるという婉曲な言い方でした。
(この冷たい母親が自閉症の原因であるという学説はアメリカでは拒否されましたが、フランスやその他の国ではしばらく信じられていました。)
ほんの2-3週間仕事に就いただけで、Mottronはこの理論が間違えであると思いました。
「この子供たちは違う種類なのだ、自閉症の子供を自閉症でない子供にすることはできない。これは変えられないことなのだ。」と彼は言いました。
1986年にMottronはのちにECとして科学誌上に知られることになった自閉症の男性と研究を始めました。
機械を専門とする製図者のECは3Dの立体画の信じられないような能力(サバンスキル)を持っていました。
彼は心の中で物体を回転させることができ、書き直すことなく製図を書くことが出来ました。
「それはただ私たちの脳が機能する方法と違っているのです。」とMottronは言います。
その日から彼はほとんどの自閉症研究に採用されている疾病モデルに挑戦することを決心しました。
「彼らの脳が損傷を受けているのではなく、機能不全でもなく、ただ全く違っているという考えを突き進めて見たかったのです。」
1990年代の半ばには Mottron はモントリオール大学の職員でした。
そこで彼は自閉症被験者における知覚の特異性に関する研究を発表し始めました。
知的な課題を行うとき、特に視覚、空間、聴覚の機能を使うとき、自閉症者は普通の人より優れていました。
これを自閉症の良い点と呼びました。
Mottronたちは多くの研究で自閉症スペクトルの被験者が絶対音感、3D製図、パターン認識、図形記憶やその他の記憶力で勝っていることを示しました。
しかしほとんどの科学者がこれらの事実を知っても「変則的な能力の高み」と見なし、注目せず、ほとんどの研究が自閉症の脳はどこが悪いのかを追求するのです。
原因の遺伝子を見つけ、いつの日にか治療できるのでしょうか?
自閉症の統一された理論は見つかるのでしょうか?
重い自閉症者の場合さらに知力が見過ごされやすいです。
なぜならこれらの個人には明白な欠陥があり、テストするのが難しいからです。
バグズのような人は話しません。
部屋から飛び出す人もいます。
鉛筆は持てるかもしれません。
それでももし自閉症の75%が精神遅滞なら、それでいいじゃあないですか?
たいした問題ではないでしょう?
1974年まで精神医学のバイブルであるDSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)では同性愛者を精神病者であると書いてありました。
いつか自閉症に関しての現在の考え方も、心理学の1974年以前の性的問題の考え方を話すときのように、羞恥の気持ちと共に思い起こすことでしょうとMottronは言います。
ミッシェル・ドーソンは車を運転できないし、料理もできません。
公共の交通手段には圧倒されてしまいます。
顔をつき合せる会話は苦行です。
90年代前半に自閉症と診断されてから閉じこもっていた彼女が、1998年に外へ出て郵便局員として雇われました。
その後カナダ郵便局が彼女を苛め2002年からずっと休職せざるを得なくなった、と彼女は主張します。(カナダ郵便局はドーソンを正当に扱ったと言っています。)
戦う為に彼女は情報作戦にでました。
「人間の行動はバラエティに富んでいます。なぜ私の行動はいけないのでしょう?」と彼女は問いかけます。
彼女はモントリオールのMcGill大学の図書館で自閉症の文献を探し回りました。
さらに彼女は科学記事をオンラインで探し、床に座りながら読みふけりました。
そして意図したわけではないのに、ドーソンはバグスのようにこの新しい自閉症の考察の代弁者となりました。
二人ともブログをいっぱい書きました。
科学者、親のグループ、医療組織、裁判所、ジャーナリスト、その他いかに自閉症者が不当に扱われているかという話を聞いてくれる人、誰にでも連絡を取り続けました。
バグスは自分の意見を表明するのにYouTubeを使いました。
ドーソンの武器は科学です。
2001年にドーソンはMottronのクリニックが彼女の生活の質を向上させるのに役立つのではないかと彼にコンタクトを取りました。
Mottron は彼女に普通の人の世界での生き方について、アドバイスしようとしました。
しかし銀行、買い物、バスの利用についてのアドバイスは彼女の役に立ちませんでした。
彼女に何度か会ってからMottronはドーソンに本当に必要なものは目的意識ではないかと思い始めました。
2003年に彼は彼女に書きかけの研究書を見せ、彼女に校正を頼みました。
「私はすぐに彼の科学性を批判し始めました。」と彼女は言いました。
ドーソンが興味を示すので、Mottronは彼女に他の研究書も送りました。
彼女は報告書を書きました。
2003年の初頭彼女は質問をしてきました。「fMRIの顔研究で、どうやって彼らは注意をコントロールしたのです?」
それが彼の注意を引きました。
ドーソンはほとんどの博士が見過ごすようなことを指摘したとMottronは言います。
彼は彼女の能力に感心して、その後数ヶ月に渡り他の技術的な問題に対してもドーソンの意見を求めました。
最後には彼は彼女が高卒であるにもかかわらず、一緒に働くようリサーチグループに招きました。
ドーソンは信じられないぐらいの記憶力を持っていますがサバンではありません。
Mottronによると彼女を特別な存在にするのは彼女の科学的分析力、方法論と統計処理上のエラーと論理の脆弱性を見つける能力です。
昨年の夏「自閉症の知能の本質と水準」(The Level and Nature of Autistic Intelligence)というタイトルの研修発表がサイコロジカル・サイエンスに掲載されました。
主著者はミッシェル・ドーソンです。
この研究書は自閉症の知能は自閉症に適してない方法で評価されるので過小評価されていると論じています。
研究者は2つの異なる知能テストを51人の自閉症の子供と大人、そして43人人の自閉症でない子供と大人のテストをしました。
ウェクスラー知能検査として知られる最初のテストは自閉症の中に広がる精神遅滞の中で能力の最高点を見つけるのに役だちます。
他のテストには時間との競争もなく、試験監督官もいらない、レーヴン漸進的マトリックスがあります。
レーヴンはウェクスラーと同じくらい信頼性がありますが、ウェスラーの方がはるかに多く使われています。
おそらくその訳は、普通の人が受ける場合より安易だという理由によります。
レーヴンは抽象的な推理をはかります。
パターンを見つけるとか、幾何学パズルを解くとか努力が必要な能力を計ります。
それと対照にウェクスラーは取得ボキャブラリー、正しく変えるとか、ミルクを冷蔵庫にとか、シリアルを戸棚にとほとんどの人が直観でわかるか思い出す、具体化された技術を測定します。
研究者は非自閉症者が両方のテストで少し平均より高い、ほとんど同じ得点をあげたのに比べ、自閉症のグループはレーヴベンの方がずっと高い得点をあげました。
その内2人は精神遅滞のレベルから94%という得点まで変わりました。
さらに被験者の自閉症の子供はレーヴンではより言語に頼るウェクスラーより30%も得点を上げ、精神遅滞のレベルを脱しました。
数人の科学者たちはその結果にただ肩をすぼめました。
もちろん非言語テストでは自閉症の方が良い結果が出るでしょう。
しかしドーソンと共著者はさらに気づきました。
レーヴンの平均スコアーとウェクスラーの能力のピークは強く関連しています。
この発見はウェスラーのスコアーは自閉症者の知能を垣間見せるだけなのに、レーヴンはより本当の知能を計ることを示唆しました。
それでもまだ驚くほどの多くの知能検査をする科学者は、「言えない人は知らない」と仮定するテストの使用を続けています。
なぜなのでしょう?
テキサス・サウスウエスターン・メディカル・センター大学の精神医学の助教授のGreg Allenが言うには、研究者はウェクスラーテストは自閉症のアセスメントに良くないのは知っているが、それを使い続けるプレッシャーがあると言います。
「もしあなたが自閉症者をコントロールグループと比較する補助金を請求するとします。最初も問題点はコントロールグループとのIQのマッチングをしたかです。それが研究を台無しにします。」と彼は言います。
そしてそれが自閉症者を傷つけますとドーソンは言います。
彼女を盲人とそれを比較します。
もちろん盲人は障害があり、特別な住居が必要です。
もちろんあなたは盲人に視覚に大きく依存したテストを行い、その得点の低さをして彼らの知能を正確に測れるとは思わないでしょう。
Mottronは断言します。
最近の研究により、特にレーヴンの研究によりアマンダ・バグズのようなかつて低機能と思われていた人がより知性的であることが分かりました。
ドーソンの研究は決定的ではないのですが、科学者とマスコミをゆすぶりました。
Mottronのチームはマサチューセッツ・ゼネラル・ホスピタルの神経画像化の専門家Zeffiroと協力し、さらに深く追求しています。
Zeffiroたちはその脳のどこが悪いのではなく、知的処理法の違いを探しています。
彼らはまず自閉症者とコントロールグループのレーベンテストを受けているときのfMRIを比較しました。
彼らは現在発表のために数字を格闘していますが、研究結果は当惑させるようでもあり、期待が持てるようでもありました。
驚くことに被験者が課題をこなすときに使われる場所に違いがありませんでした。
「私たちは違う活性パターンを見ると重いっていましたが、違いより類似がはるかに多いようです。」とZeffiroは言いました。
しかし彼らがレーベンの得点と回答時間を検討したら、おかしなことに気づきました。
二つのグループは同じ不正解率を示したのですが、集計すると自閉症者は非自閉症者より40%も早く課題を終えていました。
彼らはより短時間で同じ数の正解を導き出しました。
「私たちのできる唯一の説明は、どうやら自閉症者はより効率的に課題をこなすようだということです。」とZeffiroは言います。
それは脳のある部分のより多くの神経細胞の接続(connectivity)を意味するのかもしれません。
彼と他の研究家はこの仮定の検証を脳の配線の密度を測るDTI(diffusion tensor imaging)により行っています。
しかし批評家は自閉症が神経細胞の多様性の一つであるといいう考えを拒絶します。
結局1週間の食事のプランを立てたり、道順を訊ねたりたりできることは知能の大きな部分です。
「もしあなたが自閉症者を見て、彼らには何の問題も無いようなふりをすると、その人の重大な部分を見過ごすことになります。」とエールのチャイルド・スタディ・センターの所長のFred Volkmarが言いました。
大多数の科学記事においても自閉症は疾病として記載されています。
大多数の神経精神医学の専門化も自閉症の脳には何か異常があり、疾病として記載されるべきだと言うでしょう。
通常の知能試験は間違っているという意見に賛成するUCSFの Merzenich,
ですら自閉症者には異常がなく、ただ普通の人と違っているだけだという意見には賛成できないようです。
多くの自閉症者はおそらく私たちが思っているより賢いでしょう。
しかしさらに重症の自閉症は破滅的な終焉へと続くMerzenichの言葉、「非常に異常」な脳の発達に特徴づけられます。このことを否定するのは間違っていると彼は言います。
自閉症者の隠れている能力と知能に注目することが、政府による治療の研究とサービスへの資金供給の削減に繋がるのでないかと両親、教育者、自閉症の擁護者は心配しています。
一人の自閉症の少年の母親が私に言いました。
「私の息子に治療が必要なのは間違いありません。」
バーリントンに戻りバグズはもうひとつのYouTube用の動画を制作しています。
彼女はパソコンの画面を私が見えるように動かしてくれました。
クイーンの曲「アンダープレッシャー」のサウンドトラックをセットして、ペンをカチカチさせ、親指をくるくる回し、指で叩く行為のクローズアップを映していました。
そしてメッセージは:
なぜある種のストレス下の行動は社会的に受け入れられ、自閉症に伴う体をゆするとか、腕をバタバタさせるとかは受け入れられないのでしょうか?
最後にチェックしたときのこの動画のアクセス数は80,000でさらに増えていました。
自閉症は治療すべきか? 慎重に治療すべきだとバグズは言います。
「人々は私たちの脳の機能の仕方に興味を持っていません。」
なぜなら自閉症は普通の人の範囲を超えているからです。
「私は典型的な自閉症ではありません。しかしそのような人がいるのでしょうか?」と彼女はキーボートを特に強く叩きながら聞きます。
「自閉症の定義はとても流動的で、数年で変わっていきます。」
エキサイティングなことにMottronや他の科学者が自閉症の普遍的な利点を見つけました。
他の科学者が普遍的な弱点ばかり探しているのに、
神経知覚科学がようやく彼女や自閉症の他の大人たちが言い続けてきたことに追いつき始めました。
バグズの新しい動画のひとつには試験的に「私はまだ人ではありませんか?」というタイトルが付けられています。
彼女はコミュニケーション、人であることの証であり、人生経験の根源的要素である同情、反省について掘り下げます。
そしてその動画の中のいろいろな時点で、彼女は聞きます。
「私はまだ人ではありませんか?」
これは挑発的ですが、当を得ていると思うかもしれません。
自閉症の特色は何でしょう?
心の理論を得られない状態で生まれてきます。
心の理論とは他人と交流し、他人が安心できるという感覚があり、相手の気持ちを読むことができ、思いを共有できることです。
症状としては
その他の症状
知覚過敏 時間感覚の欠如 聴覚的認識力が弱く、視覚的認識力が強い
などが上げられます。
それでは原因は何でしょう?
これまでは脳出血、脳性まひ、生まれつき、遺伝子異常と思われてきましたが、ここへ来て予防注射による水銀摂取、胎児のときの超音波検査の影響などが取りざたされています。
自閉症者はなぜ問題行動を起こすのでしょうか?
自閉症の分類(年齢が上がると変化していくことが多い)
1.孤立型 半径50cmの世界
2.受動型 言葉指示が入る 親を気にする
3.積極奇異型 知らない人に話しかける おしゃべり 心の交流は無い
4.尊大型 悪気なしで相手の気にすることを言ってしまう
5.適応型 社会に適応

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