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セッションルーム便り

「幽霊は脳で見る」 

2013/12/31

幽霊や超能力といった科学的に説明できない不思議な現象を実際に見たと思ったり、信じたりする人がけっこう多いですね。これはその人の考え方に問題があるからではなく、人間の脳がもともと超常現象などを見るようにできているためらしいです。日経サイエンスによると 限られた情報から素早く結論を引き出すという、生物としての生存に不可欠な脳の働きによって、時に存在しないものを誤って検出してしまうことがあるそうです。代表例が、顔の検出です。ポテトチップスにイエス・キリストの顔が見えたとか、トーストに聖母マリアやマザー・テレサの顔を見たという人がいます。
顔の認識は生きていくうえで極めて重要で、顔に表れた非友好的な表情に気づかないでいると重大な危険を招きかねません。脳のかなりの部分が顔を見分けて特定する処理に充てられていることが脳画像研究からわかっています。
人によってはこのシステムが過剰に働いて至る所に目や口が見えてしまいます。心霊写真などはこの認知傾向によって部分的な説明がつきます。
また、人間が日常生活で他者と関わっていくには、相手の意図を理解することが不可欠です。
他人の行動の背景にある理由を検出する脳領域があるために、多くの人はまるで意味のない刺激についても、そこに人間の行動に似たものを見いだしてしまうことがありま。「代理検出装置」と呼ばれる仕組みで、これが幽霊の存在を信じることにつながっている可能性があります。

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